新人ばかりでオープンを迎えて、早くも2ヶ月が過ぎた。
振り返ってみたらあっという間の2ヶ月やったけど、
その間にどれだけ自分が成長したかは分からん。
少なくとも、オープン当初よりは成長してるとは思うけど…。
ウチが勤めてる店では必ず朝礼と終礼を行う。
例え1人で出勤しようと、1人で上がりやろうと、キッチリ行う。
その朝礼で最近よく言われるのが
プロ意識を持て ということ。
商品知識を身に付け、客に何を聞かれてもスラスラ答えられるようにしなさい、と。
また、混雑時も商品を選びやすいようにテキパキと商品整理をしなさい、と。
もし逆の立場やったらどうやろう?
自分が買い物に行った先の店員が曖昧な返答をしたら、
間違いなく
「この店の教育はどうなってんのやろか」と思う。
そう言われん為にも、もっと頑張らなアカンと思ってた矢先、
今日はオキャクサマからとことん駄目出しをされた。
補正後の仕上がりが気に入らないらしく、何回もやり直しをさせられた。
素材がコーデュロイやったから、やり直す度に生地が痛んで、
今度はそれが気に入らんかったみたいやけど…
女性用のコーデュロイパンツはストレッチ素材やからよく伸びる。
前にも書いたけど、真っ直ぐ縫う為に布を引っ張るから、
通常通りに縫えば、ストレッチが仇になって皺になる。
それも気に入らんかったらしくて指摘されたから、
アイロンのスチームをあてて伸ばして仕上げたんやけどなぁ…。
その客は50代後半~60代前半ぐらいのオバさん。
遠近両用っぽい眼鏡をずらして、念入りに縫い目をチェックしたはった。
「タダやったらえぇけど、しゃーなしに300円も払ったんやからね!」
と、意地汚さ丸出しやったんやけど、そこは悲しき店員。
「誠に申し訳ございません」を何回繰り返したことか。
そのオバさん、旦那さんのも一緒に買ったからそっちも入念にチェックしはって、
「こっちは縫い幅が広すぎなんとちゃうのん?」と文句を言われたけど、
「男性用のコーデュロイは縫い幅が広めとなっております」と答えたら、
「コー…?」って言い返され、
「コーデュロイです」って言うたら、
「あっそ、もうエェわ」と、そそくさと帰って行った。
今はコーデュロイ、昔はコールテンという違いがあるけど、
実は素材がチョット違うらしいんで(プロやないから違いはワカリマセン・笑)、
厳密にはコールテンという言い方は正しくないそうな。
でも、年輩者にはコーデュロイって言うてもピンとこんのやね。
で、そんな感じで落ち込んだまま、今日は(今日も?)ひたすら縫ってたんやけど、
そういう時に限って何回も何回も何回も針が折れるし…マジで凹んだ(泣)
多分明日も補正やと思うけど、当分コーデュロイは縫いたないなぁ。
でも今の時期、コーデュロイはよく売れるからネ…(´へ`;)'`ァ